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糖尿病網膜症

 

年間3000人が失明

 増え続ける成人病の一つである糖尿病。国内の患者数は予備軍を含めると、1370万人といわれております。ところがそのうち治療を受けている患者数は212万人です。自覚症状がないままに放置して重症化すると、糖尿病腎症・神経症・網膜症(三大合併症)が起こります。
 糖尿病網膜症は内科的・眼科的にきちんとコントロールされていれば、確実に防ぐことができる病気です。しかし実際には放置している方が少なくなく、毎年3000人の方が失明に至っており、緑内障に続き成人の失明原因の第2位(2001〜2004年調査)となっています。

網膜症の分類

進行度合いによって3段階に分類されます。
 1.単純網膜症―点状出血、毛細血管瘤や硬性白斑(血管からの脂肪やタンパクの滲み出
  し)が現れます。
 2.前増殖網膜症―血管がつまって網膜に虚血(血液が流れない)部分ができる段階で、
  出血も増え、軟性白斑(虚血により変性した部分)、静脈の拡張などの異常がでてきま
  す。
 3.増殖網膜症―虚血部を補うために細くて弱い新生血管がでてきます。またこの血管から
  滲み出す成分が引き金となって増殖膜ができます。新生血管が破裂すると硝子体出血
  となり、増殖膜が網膜を引き剥がすと網膜剥離が起きます。

*糖尿病黄班症―網膜の中心である黄班部に出血やむくみがでるもので、どの段階にも
  おこります。黄班症が起きると一気に視力が落ちます。

 

網膜症の検査

 基本は、瞳孔を広げて網膜の隅々まで観察する「精密眼底検査」です。造影剤を注射しながら網膜の血流を確認する「蛍光眼底造影検査」も網膜症の進行具合を見たり、網膜光凝固術の適応を判断するために重要です。黄班症が現れたときは「光干渉断層計」によりむくみの度合いを検査します。また硝子体出血で眼底が見えなくなってしまったら「超音波による画像検査」を行います。

 

治療

 一番大切なのは、血糖値のコントロールです。空腹時血糖120r/dl以下・HgA1c7%以下で安定していると網膜症は起こりにくく、単純網膜症では、血糖値が改善するだけで軽快することがあります。止血剤や循環促進剤の内服も比較的長期にわたって行われます。前増殖網膜症まで進行してしまった場合は、網膜の虚血部をレーザー光線で焼いて(網膜光凝固術)新生血管の発生を防ぎます。重度の硝子体出血や網膜剥離が起きてしまったら、手術が必要です。レーザーや手術は失明を防ぐために行う治療であり、白内障の手術のように視力の改善を期待して行われるものではありません。また、一度安定した網膜症でも血糖のコントロールが悪化すればまた悪くなります。網膜症の程度に合わせた定期検診が重要です。
 増殖網膜症でも、自覚症状がでない場合があります。見えなくなってからでは手遅れです。糖尿病と診断されたらまず一度は眼科検診をお受けください。

 

(2009/9)

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